2010年8月27日金曜日

アートな一日

今日は,大学を休んで美術館巡りをしました。

まず,前から行かなくちゃと思っていたもの。ACMI で開催中のティム・バートン展。


入口付近にはバットモービルのレプリカもありました。


ティム・バートンは僕が好きな映画監督を 5 人上げたら確実のその中に入りますねぇ。しかし,ティーンエイジャーの頃から 40 年近くの間,作風が変わっていないというか,底に流れるものが終始一貫していることに改めて感動を覚えました。彼の作風はダークなテイストでありながら,そこはかとないユーモアが混じっているところがいいんだねぇ。やっぱりファンタジーの世界の住人なんだな。僕が「スウィーニー・トッド」とか「スリーピー・ホロウ」に今一つノレないのは,このユーモアの部分が少し足りないからなんじゃないかと,改めて確認した次第。展示品は映画で使用されたアートワークや衣装だけじゃなく,彼自身のスケッチや手描きのストーリーボード,学生時代に描いたものなど,およそ彼に関するものはほとんどすべてそろっているんじゃないかという充実ぶり。4 時間くらい入り浸りましたが,ホンットに見ごたえあったね。School trip で来てたと思しき 2~3 の高校生の団体は,サクサク僕を追い抜いて行ったけどね (^^;

もともとはニューヨークの MoMA でやったものを持ってきたみたいだけど,日本でもやらないかな,来年くらいに。そしたらまた行くけどなぁ。

チケットは,ティム・バートン展と NGV (National Gallery of Victoria) で開催中の European Masters のジョイント・チケット(2 割引になる)を購入。NGV は必ずしも今日入館する必要もなかったようですが,せっかくだから,今日そっちにも足を運びました。


ティム・バートンが超コンテンポラリー・アートであったのに対し,こっちはロマン派,印象派などの絵画展です。入ってから気づいたんだが,この展覧会,フランクフルトのシュテーデル美術館の収蔵品を持ってきたものなんですね。10 月にフランクフルト行くのに…。まぁ,でも,ドイツ行ったらいろいろ忙しくて美術館どころじゃないと思うんで,ま,いっかと自らを納得させて,こちらも堪能しました。印象派に重心が置かれている感じだったけど。物足りなかった分はフランクフルトで見れってか??

NGV では「茶と禅」の特別展(無料)も開催していて,今度の日曜で終わるらしいんで,ちょっと覗いてきました。茶道のことは詳しくないけど,英語の説明が充実しててなかなか良かったですねぇ。そうか,お茶は五感で楽しむものなんだな。ビールと同じじゃん。ビールも視覚,嗅覚,聴覚,味覚,触覚をフル活用するんですゾ。あ,それと,パブに行ったら,あまたあるタップの中から「これ」っていう一杯を嗅ぎ分ける「第 6 感」も必要かも。うんうん,麦酒道も十分に奥が深いのであった。

NGV は 17:00 で終了なので,その後もう一度 ACMI に戻って,入場無料のメディアテークへ。ここではデータベースにある映像を自由に閲覧できます。というわけで,ティム・バートン版のヘンゼルとグレーテル(実写)と,短編アニメシリーズ "Stain Boy" の 6 エピソードを観賞。Stain Boy は全部観てたと思うけど,後に行くほどバカ度が増してることに改めて気がついた。特に,エピソード 4 と 5は,見え見えの結末なんだけど,それが妙におかしくて,声出して笑っちゃったよ。一人のブースで…

いやぁ,充実した休日でした。代わりと言っては何だけど,明日は土曜日ですが少し仕事しようと思います。一応,自分なりにバランス取ってんだぞ。

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